頸椎神経根症｜松本市のぞみ整体院

■更新日2024-07-22

１．頸椎症性神経根症とは

頸椎症性神経根症は、加齢や不良姿勢などなんらかの原因で頸椎に負荷がかかり椎間板が変性して骨棘（変性した骨のとげのようなもの）ができて 神経の根の部分を圧迫して首から肩腕、手のほうまで痛みやしびれが放散する症状です。
症状は個人差があり首を傾けたり上を向く動作で痛みやしびれが強くなったり、腕を普通に下げているだけで痛みが強くなることもあります。
中高年の男性に多い症状で、似たような症状に頸椎椎間板ヘルニアや頸肩腕症候群があります。

２．頸椎神経根症の経過

症状の初めは、首肩こりが強く感じたり、腕がだるい、首から腕にかけて強いツッパリ感など首から肩腕にかけて違和感を感じます。
徐々に首から肩腕にかけて痛みやしびれ脱力感などを感じるようになります。だいたいここまで進行すると異常を感じるので病院へ行きます。
画像検査等で診断がはっきりします。
頸椎神経根症の治療は、保存療法で痛みをコントロールしながら経過観察をしていきます。
鎮痛薬、湿布、ブロック注射、リハビリなどで痛みを抑えて自然回復を促します。
これは、頸椎症や頸椎ヘルニアでも同じ治療になります。
しかし、ある程度までは症状が緩和されてもいつまでもしびれや違和感、痛みなどがのこることがありそのまま慢性化してしまうことがあります。
症状が発生したときは神経根が炎症しているので痛みがあり、しばらくしてからしびれが発生します。
炎症が落ち着いてくると痛みは少し和らぎますがしびれがのこることがあります。
人によっては、しびれは発生せずそのまま治ってしまうこともあります。 またしびれは感じないが痛みや違和感、ツッパリ感、脱力感がのこることもあります。

３．整体からみる頸椎神経根症

頸椎神経根症が発症した時点ですでに頸椎のゆがみ、頸肩腕の深層筋の硬縮があります。
炎症が落ち着いてきてもゆがみが整ったわけではなく頸肩腕の深層筋も硬縮した状態は変わりません。
しびれの原因はゆがみと硬縮による血流障害です。
人によっては、体を動かしているうちに治ってしまうこともありますが、なにかしらの不調や違和感のようなものがのこることが多いです。
頸椎神経根症が発症する原因は、加齢や不良姿勢で、頸椎がゆがんできて頸肩腕の筋肉が過緊張をおこし硬化して椎間板が変性し炎症をおこした状態です。
つまり根本原因のゆがみと深層筋の硬縮を正さないといつまでも違和感がのこってしまうのです。

４．整体施術で解決

整体では頸椎のゆがみを整え、頸肩腕の硬縮を緩める施術を行います。
さらに体のゆがみ、骨盤のゆがみ、肩や肘の各関節のゆがみも整えます。
これらの施術で慢性化した腕の痛みやしびれ、首の痛みなど回復する可能性があります。
頸椎神経根症を治すというより、体全体のゆがみを整え、硬縮を緩めることによって症状が自然回復して痛みしびれが消失するということです。
改善実績が多数あるのでこのようにHpに公開しています。
頸椎神経根症の症例をご紹介します。
■内装業をしている50代男性
仕事柄、肩や首のこり、腕の疲労などはよくあったが徐々に上を向いたり首を動かすと腕全体が痛くなってきたので整形外科へ受診。
頸椎神経根症の診断。ブロック注射と鎮痛薬で経過観察。 症状が改善しないので当整体院に来院。
状態は、上を向くと腕の痛みとしびれが強くなり普通に腕を下におろしていても痛みが強くなってくる　腕自体に力が入らない脱力感　その状態が約1ヶ月半
初回の施術で痛みの軽減と脱力感の回復
その後　週に2回の施術で4回の施術後には痛みしびれが大幅に軽減　週に1回の間隔にして2回　計6回　約1ヶ月で発症前の状態まで回復
もともと職業柄、頸肩腕を酷使するので月1回の施術のメンテナンスに来院　再発はなし