坐骨神経痛は整体で良くなるのか？！

１－１．坐骨神経痛の症状と要因

坐骨神経痛は、 腰からお尻、太もも後面、ふくろはぎ、足のほうまで続く坐骨神経の走行ライン上に痛みやしびれが発生する症状です。
痛みの部位、痛みの度合い感覚などは症状によって個人差があります。
とにかくお尻太ももが痛くて歩くのもつらい、ふくろはぎに強いツッパリ感があって痛い、足のしびれがとれないなどさまざまです。
臨床経験上、最も多いのがお尻太もも後面の痛み、腰からお尻脚全体の痛みです。
なぜこのような症状がおきるのか、要因は、長時間の不良姿勢、かたよった体の使い方のくせ、体の酷使による腰痛の放置などです。
このような要因でお尻の深層筋がこり固まったり、体や骨盤がゆがんだりして血行不良をまねき痛みしびれを発します。

１－２．整体でおこなうこと

整体の基本は体のゆがみを整え、筋肉の緊張を和らげこりを解消し、血液リンパの流れを良くし、体全体を整えます。
手技手法はその院によって違いますが坐骨神経痛の原因になっている腰やお尻のこりを解消し体や骨盤のゆがみを整えます。

１－２．原因と要因を解消できるのが整体施術

坐骨神経痛の治療は、鎮痛薬やブロック注射で痛みをコントロールしながら自然回復をまつという保存療法です。
整体は上記でも記した通り、こりの解消や体のゆがみを正す手技をおこないますので根本改善が望めます。
その他、温泉療法、鍼灸、ストレッチなど選択肢はあります。
全て試してみるのもいいですが適しているのはゆがみこりを解消する整体施術ではないでしょうか。

２－１．治療院巡り

坐骨神経痛が発症すると症状の強さに驚いて整形外科めぐりをしてしまうことがあります。
実際よくある行動なのですがとりあえず整形外科へ行く、そこで注射を打つ。 症状があまり変わらないので別の整形外科へ行く。そこでも注射を打つ。結局1週間の間に何本も注射を打った。
それでも変わらず痛い。
注射を何本も打つのは体に良いとは思えません。
また臨床経験上、注射をしょっちゅう打っている方もよくみるのですが、 そういう方の体は腰などの筋肉がガチガチに硬くなっているんです。おそらく注射の影響と思われます。 そうなると整体やストレッチが効きにくくなってしまいます。

２－２．無理して動く

ストレッチやウオ－キングが良いと思って痛みを我慢しておこなってしまう。
ストレッチやウオ－キングは確かに良いのですが痛みを我慢してまでやるべきではありません。
症状も必ず落ち着いてくる時期がありますのでそれから無理をせず動ける範囲で少しずつやっていけば良いでしょう。
また温泉療法やマッサージあるいはブロック注射などで一時的に良くなるとついつい調子よく動いてしまいがちですが 翌日ぶりかえすことが多いのでお気をうけください。

坐骨神経痛の症状はしつこくてとてもやっかいです。
湿布して休んでいても変わらない、ブロック注射をしても鎮痛薬を飲んでも変わらない、それが坐骨神経痛です。
根本原因であるお尻の深層筋の拘縮の解消、骨盤のゆがみを正す、これをやらないと坐骨神経痛は改善していきません。
改善していくためにやるべきことを整体はやっています。